太陽が見えない曇り空の下・・・
自分のことを好きだと言ってくれる
自分のことを好きだと思ってくれている
そんな人から、僕への思いを告げられた・・・
「好きです、付き合ってください」
たったこれだけのことなのに・・・彼女は不安だったのだろうか
いつもの、「友達」の彼女が雲に隠れてしまっていた
一人の、恋する女性として僕の目の前に存在してる
僕は彼女の気持ちに応えられるのだろうか・・・
僕は彼女の『恋人』としてふさわしいのだろうか・・・
僕は「考えさせて欲しい」と言った
彼女と今度会う時にちゃんと答えると約束し、その場は別れた
僕は考えた・・・
僕を側に居て欲しいと願ってくれている
僕と歩んで行きたいと想ってくれている
彼女は僕のことを好きだといってくれていた
じゃあ僕は・・・どうなんだろう・・・
こんなに考えているとき彼女はどんな気持ちなんだろう
自分の気持ちを伝えられた達成感に浸っているのだろうか
断られるかもしれないと不安に脅えているのだろうか
先走って「恋人」としての先を想像しているのだろうか
今度会う時、どんな天気にさせてしまうのだろう
悲しみの雨が大地に降り注ぐのだろうか
嬉しさの太陽が僕らを輝き包むのだろうか