今日の空はとても不機嫌 今にも雨が降り出しそう
もちろん星など見えるわけなく ただゝゞ、黒い雲が不気味に動いている
そんな中、目線の先に光る一つのカケラ こんな空に嫌気がさして下りてきた星のようだった
その星がどんどん近づいてくる どんどん僕に向かってくる
僕はまぶしくて、手のひらをかざした
「どうしたの?なんで手なんてかざしてるの?」
星がそう言った。
空から降りてきた星の精霊 僕だけの愛する精霊
不機嫌な空が 少しだけ笑ったような気がした