日曜日に、あの場所で会うことができる君
毎日のメールも大事だけど、時々の電話もうれしいけど
この日に勝るものはない
電話一本で駆けつけることができるカップルとは違う
どんなに望んでもすぐには会えない
どんなに寂しい夜も、君を抱きしめることができない
どんなに苦しくても、その日まで我慢するしかない
織姫と彦星のような僕たちはこの日を待ち焦がれる
会ったからといって騒ぐわけではないんだ。
ただ、静かに二人の時間を満喫するんだ
そして会えなかった日々のことをゆっくりと話すんだ
話すことがなくなったって困らない
ただ寄り添うだけでいいんだ
「好きだよ」
「うん」
たったこれだけのやり取りだけでいいんだ
君の温もりを感じることができるのがうれしいんだ
君の声をすぐ傍で聴くことができるのがうれしいんだ
君の姿を見れることがうれしいんだ
「愛してるよ」
「わたしも」
織姫と彦星は愛を確かめるかのように唇を重ねた…