〜幸の雫・第2章〜 蒼鷹†光

夢から覚め、朝日の入らない部屋へと戻る
今までのことは夢だったのだろうか・・・
夢であってほしいという思いが自分の体にまとわりついてくる
それに身をゆだねそうになるのを抑え振りほどく
もぉ「あの人」はいない、光に連れてってくれる「あの人」は・・・
支え、生きる支えが無くなったみたいだ
立っていられない、前を向けない
どんなに事実を自分に突き刺しても強くなれない
やはり夢と思ったほうがいいのかな・・・
辛いと思っても、あのときの雫はもう流れない・・・
自分が崩れていくのがわかる・・・
それを止めたいと思う自分がいるけど
それを止めようとする自分がいない
助けてと叫びたい
誰にも届かない、誰にも聞こえないけど叫びたい
助けてと・・・
きっと周りは自分を見つけることすらできない
自分を見つかりやすいところに行こうと思う自分がいるけど
自分を見つかりにくいところに行こうとする自分がいる
弱すぎる・・・
強くなりたい・・・誰にも頼らず、自分で立てるような生き物になりたい
どんなにがんばっても、もうあの雫は落ちてこない